「高校時代に今の形が確立された」“稀代のドリブラー古川陽介”誕生のルーツ「何も考えずに自然に身体が動く時がある」
幼馴染の中井とは「言わんでもわかるやろ」的な関係性
2024年に開催されるパリ五輪の世代でもある古川が、幼馴染の中井卓大とのエピソードや同い年の松木玖生について語ってくれた。そして飛躍を期す20歳が見据える今後のビジョンとはーー。 ――◆――◆―― 日本代表にはまだ絡めていないですけど、もちろんパリ五輪は意識しています。狙えるとは思っているので、来季のスタートダッシュにかけたいですね。 パリ世代で言うと、小学生時代からの幼馴染である中井卓大とは今でもちょこちょこ連絡を取り合う仲で、ジュビロがJ1昇格を決めた時にインスタグラムにコメントもくれました。「最近どうなん?」みたいなやり取りもたまにしますけど、昔からのライバルなので、お互いに「言わんでもわかるやろ」的な関係性です。 家族ぐるみの付き合いもしていて、一緒に田んぼで遊んだり、ゲームセンターに行ったりもしていました。でもサッカーをする時は常に意識しながらやっている部分もあって、良きチームメイトであり、ライバルという感じでした。 あと、同い年の松木玖生選手はリスペクトしていますけど、それよりも自分がもっとやらないとなという刺激をもらっています。また一緒にプレーする機会があれば驚かせたいですね。 来季はまずジュビロでスタメンに定着するのは絶対で、そのなかで今年取れなかった数字の部分はもっと求めていかなければいけないです。自分の武器をもっと磨いて、まずはJ1の舞台で輝きたいです。 そこから将来的には海外に行って、4大リーグと言われる国のクラブでチャンピオンズリーグに出て、支えてくれている人たちを喜ばせたいです。ワールドカップの舞台にも立てたら、めちゃくちゃわくわくしますね。 ※このシリーズ了 取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)