王者・琉球、2度延長の残り9・3秒から劇的逆転勝利 岸本隆一がロング3P沈める A東京に先勝
◆プロバスケットボール男子 ▽Bリーグ 日本生命チャンピオンシップ(CS)準々決勝 第1戦 琉球81―80A東京(10日、東京・有明コロシアム) 2戦先勝方式で行われ、昨季王者の琉球は、東地区2位のA東京に81―80で勝利し、白星発進。2度に渡る延長戦を制し、準決勝進出に王手をかけた。第2戦は11日に実施される。 試合は第1クオーター(Q)、最初は18―18と両チーム譲らず同点で入るも、第2Qは徐々にA東京ペースに。司令塔・テーブス海の華麗な個人技からのシュートや、ライアン・ロシターの得点で、43―29と一気にリードを奪った。A東京は27本のリバウンドを奪い、琉球の13本を大きく上回った。 第3Qは琉球が猛追し、岸本隆一の3ポイント(3P)、アレン・ダーラムのバスケットカウント、そして再び岸本の3ポイントで一時3点差に。最終第4Qは残り8分7秒、ついに1点差となるも、A東京もそこから3Pを決めるなど逆転を許さず。だが、残り42・7秒に琉球が逆転と、CS準々決勝第1戦は、40分間では決着がつかなかった。 5分間の延長戦では、残り6・1秒まで同点の展開で、琉球がフリースローを獲得。だが、まさかの2本とも外し、再びの延長に突入。最後まで僅差の展開となったが、琉球は残り9・3秒、岸本がロングの3Pを沈め、劇的な逆転勝利。好スタートを切った。 準決勝では、今季最高勝率の宇都宮VS天皇杯優勝の千葉Jの勝者と対決する。
報知新聞社