レガレイラで有馬記念を制しガッツポーズの戸崎騎手（撮影・江口和貴）

＜有馬記念＞◇22日＝中山◇G1◇芝2500メートル◇3歳上◇出走15頭 　昨年のホープフルSを制したレガレイラ（木村）が鼻差の接戦を制し、60年スターロツチ以来、3歳牝馬として64年ぶりの有馬記念制覇を果たした。勝ちタイムは2分31秒8。 　初コンビを組んだ戸崎圭太騎手（44＝田島）は14年ジェンティルドンナ以来10年ぶり2度目の勝利に喜びをかみしめた。春は牡馬相手のクラシックに挑み、今年ここまで4戦未勝利だった名牝がその鬱憤（うっぷん）を年末のグランプリで晴らした。 　【有馬記念アラカルト】 　☆木村哲也調教師　22年イクイノックス以来の通算2勝目。JRA・G1は秋華賞（チェルヴィニア）以来の今年3勝目、通算11勝目。同重賞も秋華賞以来の今年3勝目、通算31勝目。 　☆戸崎圭太騎手　14年ジェンティルドンナ以来の通算2勝目。JRA・G1は皐月賞（ジャスティンミラノ）以来の今年2勝目、通算13勝目。同重賞は富士S（ジュンブロッサム）以来の今年7勝目、通算77勝目。 　☆スワーヴリチャード産駒　今年の2頭が産駒初出走で初勝利。JRA・G1は菊花賞（アーバンシック）以来の今年2勝目、通算3勝目。同重賞も菊花賞以来の今年5勝目、通算7勝目。 　☆生産者ノーザンファーム　18年ブラストワンピースから7年連続の勝利で通算10勝目。JRA・G1は阪神JF（アルマヴェローチェ）以来の今年10勝目、通算212勝目（他にJ・G1・3勝）。同重賞も阪神JF以来の今年46勝目、通算857勝目。 　☆3歳馬の有馬記念制覇　22年イクイノックス以来の通算22勝目。3歳牝馬の勝利は1960年（昭35）のスターロツチ以来、64年ぶりの2勝目。