7度目の「刀ピークリスマス」今夜開幕 今年もバズは生まれるか、剣持刀也に愛は届くか
今年もこの時期がやってきた。VTuberのピーナッツくんと「にじさんじ」所属VTuberの剣持刀也によるコラボ生配信企画「刀ピークリスマス」が、12月25日(水)23時00分から、剣持刀也のYouTubeチャンネルで配信開始となる。2018年に始まり今年で7年目を迎え、VTuber界隈の冬の風物詩になりつつある本配信。ピーナッツくんが剣持にオリジナルのテーマソングを届けることが恒例となり、これをきっかけにSNSで大バズを生み出しているものもある。今回は配信を前に「刀ピー」のこれまでを簡単に振り返ってみたい。 【動画】驚異の3000万回再生! “刀ピーoverdose”で大バズした2022年のテーマソング ■バズが生まれる「刀ピー」ソング 今年で7度目の開催となる「刀ピークリスマス」は、ピーナッツくんと剣持が、クリスマスの夜に2人っきりで行う配信企画。雑談や企画を行いながら、ピーナッツくんが情熱的なアプローチを送り、それを剣持が受け流すことが“お約束”となっている。 そんな「刀ピークリスマス」では、ピーナッツくんが剣持への愛を込めたオリジナル曲「刀ピークリスマスのテーマ」を披露することでもお馴染みで、年に1回だけのスペシャルソングを楽しみに待つファンも数多い。その理由はヒップホップが好きだというピーナッツくんが生み出す楽曲のクオリティーの高さと、剣持への愛の深さにある。 例えば2022年は、哀愁が漂うサウンドに乗せて「刀ピーoverdose」と剣持への狂気すら感じる愛を歌った楽曲を披露すると、TikTokでバズりVTuber界隈を超えて幅広く聴かれる一曲に。投稿日から約41日という驚異のスピードで1000万回再生を突破し、本田翼&あの、モーニング娘。もダンス動画をアップするなど、「刀ピー」を知らずとも、「刀ピークリスマスのテーマ」は知っている/聴いたことがあるという人も少なくないほど、世間的に「刀ピー」の認知を広げた。 それだけに大きな期待とプレッシャーがかかったであろう2023年。最大同時接続数が20万を突破し、多くのファンが見届ける中、ピーナッツくんが贈ったのはストレートな愛。これまでのテーマソングでは登場しなかった「好きだよ」という思いをリリックに乗せつつ、「刀ピー」の歴史を振り返り、「ろふまおやめて」と素直な思いを表現した楽曲に仕上げていた。こちらも1600万再生を超えており、多くのファンを魅了したことがうかがえる(ろふまおはにじさんじ所属VTuberユニット「ROF‐MAO」のこと。剣持も所属している)。 そして来たる2024年。例年通りテーマソングを披露する場面があると予想されるが、ピーナッツくんは果たしてどのような思いをリリックに乗せてくるのだろうか? ■揺れる思い、変わらぬ表情 「刀ピー」配信は歴代サブタイトルも秀逸。過去7年分は以下の通り。 2018年:「お前が、プレゼント。」 2019年:「なぁ、寒くねぇか?」 2020年:「『密』って・・・なんだっけ」 2021年:「不確かなこと、お前の気持ち」 2022年:「新時代、一緒につくろ」 2023年:「ぼくたちはどう生きるか」 2024年:「何度でも立ち上がる」 2020年はコロナ禍ということもあり「密」を採用していたり、2023年はスタジオジブリの新作『君たちはどう生きるか』が公開された年だったり、年を重ねるごとに揺れる気持ちを表しているだけでなく、時事ネタも絡めている技ありな表現には脱帽だ。ちなみにサムネイルにはピーナッツくんと剣持のビジュアルが表示されているが、初回の2018年以降、剣持の表情は一切変わっていない。 長年の付き合いがありつつも、平行線を辿る「刀ピー」の関係性。今年もピーナッツくんの「刀ピーソング」が生み出すムーブメントに注目すると同時に、剣持への愛が届き、春を迎えられるかどうかにも期待したい。