賭博違反で7カ月資格停止もイタリア代表に招集…ファジョーリ「僕自身も驚いた」
EURO(ユーロ)2024を控え、イタリア代表にサプライズ招集されたユヴェントスの23歳MFニコリ・ファジョーリが3日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで語った。 イタリア代表 メンバーリスト・最新招集選手|UEFA欧州選手権(EURO)ユーロ2024 ユヴェントス下部組織出身の若手有望株のファジョーリは、昨年に賭博違反が発覚。7カ月間の資格停止のほか、5カ月間の代替措置(ギャンブル依存症の治療など)、罰金1万2500ユーロ(約200万円)などの処分を受けた。 23歳のユヴェントスMFは、すでに出場停止期間を消化して先月20日のボローニャ戦でピッチへ復帰。25日の最終節モンツァ戦ではアシストもマークした。そんなファジョーリだが、EURO2024へ向けてルチアーノ・スパレッティ率いるアッズーリの30人のメンバーにサプライズ招集されることに。現在の心境を語った。 「僕が常に紙面の一面になり、難しい7か月間を過ごした。現在、ポジティブな形で僕のことが話題になっているのはうれしい。26人の最終メンバーに残ることが目標だ。スパレッティは、昨シーズンのナポリ対ユヴェントスで対戦した時に会った」 「それから今年3月、精神的にどんな状態かを確認するための連絡をもらった。その後、コッパ・イタリア決勝の日、ホテルにいた時に声を掛けられ、EUROへ招集するかどうかを見極めるためにリーグ戦のラスト2試合をチェックすると言われたんだ」 またファジョーリは、記者会見の場においても自身のイタリア代表招集について触れている。落選となったユヴェントスの同僚MFマヌエル・ロカテッリにも言及した。 「7カ月間ピッチから離れていた後で招集され、僕自身も驚いた。僕はロカテッリの友人で、彼のことは大切に思っている。2人で話をし、彼には『君も代表にふさわしかった』と伝えた。彼の気持ちに寄り添いたいが、僕はこの冒険に集中するつもりだ」