味の素「Cook Do」で共創型マーケ推進 ファン投票1位「黒酢酢豚用」発売
味の素は、「Cook Do」ファン投票(復刻版メニュー総選挙)で1位に輝いた「Cook Do 黒酢酢豚用(ファン投票1位で復活!)」を8月24日より期間限定で発売する。これは味の素が運営するコミュニティ「味のもト~ク」において投票1位になった商品で、同品を対象に「Cook Do」ファン参加型の発売前試食イベントを開催し、消費者とのコミュニケーションを深めた。 「味のもト~ク」は生活者と密接につながる共創の場として昨年6月にオープンし、オンラインやイベント交流、座談会などを定期的に実施。生活者との交流を深めている。同社は今年から消費者と直接コミュニケーションを行う「共創マーケティング」を展開しており、今回のファン投票による発売品種の決定や、ファン参加型の発売前イベント開催もその一環。消費者と直接コミュニケーションをとることで、これまでになかった視点やアイデアを取り入れたり、消費者視点の商品開発を行うことを目指している。
ファン投票は23年10月から開始され、24年6月に復刻品種の発売予告、7月に品種決定、8月に発売前イベントを行った。発売前イベントでは「100年を超える歴史のある生活者に密着したメーカーとして、味の素製品のファンの要望にダイレクトに応えたいという思いから行った」と同社。 「Cook Do 黒酢酢豚用」の味わい(香り高い本場の「香酢」を使用、コク深い本格的な黒酢酢豚に仕上がる)、パッケージ(ファン投票で1位を獲得したことを大きく表現)、作り方(現在の精肉の状況を鑑み、豚肩ロースかたまり肉・豚バラかたまり肉・とんかつ用肉を使用)の3つのこだわりを説明し、「黒酢酢豚用」と「酢豚用」を比較しながら試食してもらって意見を聞き、「Cook Do」が好きな理由や、どんなところが好きか、味への評価など様々な意見が飛び交った。 期間限定で発売する「Cook Do 黒酢酢豚用」は、ファン投票で圧倒的な1位を獲得(38%)。「卵と豚のチリトマト炒め用」(15%)、「麻辣火鍋風スープ用」(13%)を大きく引き離した。ファンによる復活選挙では「黒酢酢豚が好き」「より本格的な酢豚が食べたい」「自宅でなかなか作れない」「味付けが難しい」などの声が寄せられた。