3種類、小腹を満たす“母の味” この店この味・こりすのかっか(山形市)のひとくちおにぎり
山形市千手堂に今年6月オープンした惣菜(そうざい)店「こりすのかっか」は、自家栽培した旬の野菜を使った素朴な“母の味”が並ぶ。定番の人気の品は4個入りで3種類の味が楽しめる「ひとくちおにぎり」。一口で食べやすいサイズで、小腹を満たすにもちょうどいい。 店主の秋葉優美さん(53)は、3人の子どもが小さかった頃に仕事から帰宅後の食事作りに悩まされた経験から、「食を通して働くお母さんを応援したい」と市職員を退職し、長年の夢を形にした。自宅車庫を改装して店舗にし、唐揚げや煮物、弁当など日替わりメニューも含め約20種類を提供している。 「ひとくちおにぎり」は豚バラ肉巻き2個、しそひじきと日替わりが各1個ずつ入り、子どもたちのおやつ代わりに買い求めるリピーターも多いという。 バリエーション豊富な惣菜メニューは秋葉さんやスタッフがその日の天候や気分で決める。唐揚げ(1個)は百円でお釣りがくる手頃さで、地域の子どもたちが気軽に寄れるのも魅力の一つ。秋葉さんは「子どもたちが『ただいま』と帰ってきてくれるような、地域に愛される店にしたい」と話している。
【メモ】 「ひとくちおにぎり」は300円。定番のしそひじきは180円。唐揚げ(1個)はムネ70円、モモ80円、おいなり(4個入り250円)も人気。日替わり弁当は650~700円。営業時間は午前11時~午後7時(売り切れ次第終了)。定休日は土日月曜と祝日。山形市千手堂570の7。070(8484)2848。