交流戦は3タテを食わない先発ローテを。データを鵜呑みにしないことも重要【堀内恒夫の多事正論】
交流戦は戦う相手が変わり新鮮な気持ちになれる。調子の上がらない田口も復調のきっかけをつかめるか/写真=内田孝治 ※成績・情報は5月26日時点
ペナントレースも3分の1が終わったことになる。ここまでのところ、古巣の巨人は全体としてはよくやっているほうだろう。開幕直後の2試合は「いったいどうしたの?」とクビをかしげたくなるほどの不振だった菅野智之も、本来の力を取り戻した。昨年、まったく点が取れなかった打線も「これが同じ打者?」と思うほど打ちまくっている。 ただ、誤算もある。筆頭は先発の2番目として計算していた田口麗斗の調子が上がってこないことだ。ボールにキレがなく、痛い一発を浴びるシーンを何度も見た。マイコラスが抜けた穴を埋めると期待されていた畠世周が故障で出遅れたのもたたっている。菅野以外では勝ち星が計算できないのがつらいところだ。 交流戦に入った。チームの流れを変えるには・・・
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週刊ベースボール