６回、西日本短大付の攻撃を見つめる日本ハム・新庄剛志監督（撮影・伊藤笙子）

　「全国高校野球選手権・３回戦、京都国際４－０西日本短大付」（１７日、甲子園球場） 【写真】やべー！押し寄せる観客→貴賓室に移動　窓からお手振り、声援に応え 　後輩たちの懸命な姿に胸を打たれた。日本ハム・新庄監督がオリックス戦前に、母校・西日本短大付（福岡）の試合を観戦。「感動した」と振り返り「負けはしましたけど、こういうところは今のファイターズにマッチしているとか、いろいろ学べる部分がありました」と目を輝かせた。 　１０時１５分に甲子園入りして、新庄狂想曲の始まり。記者席後方に姿を見せると「ビッグボスだ！」とファンが殺到した。関係者の「席にお戻りください」の声も届かず、危険回避のためロイヤルスイートルームに移動する措置が取られた。 　「２４メートルぐらいのオーラが、甲子園中に光ってたからすぐバレましたね」と冗談めかして言う。サプライズも用意していた。「西村監督の西短のユニホームを１枚借りてたんですけど『それ着ちゃダメ』って言われて…」。母校ユニで応援プランは却下されたという。 　二回には右翼・斉藤大将（２年）が本塁への好返球。拍手を送った。「あの一つの送球で感動させれるんだなって」。七回終了の１２時２５分まで観戦して席を立つ。試合１時間前に京セラに到着した。「負けはしましたけど、甲子園２勝もしてくれて、楽しい思いをさせてくれた」。感謝の思いを口にした。