投資に興味があるけど何から始めればいい? 初心者向けに手順を解説
資産運用に興味があっても、「まず何をどうすればいいのかわからない」「なんとなく面倒そう」と思って、最初の一歩を踏み出せないままになっている人もいらっしゃるでしょう。 この記事では、投資を始めたいと思ったら最初に何をすべきなのか、どんな手順でどうすればスムーズにスタートできるのか、簡単に解説します。
投資を始めたいと思ったときに最初にすべきこと
投資を始めたいと思ったら、まずは情報収集からスタートするのがおすすめです。 投資にはさまざまな種類があり、それぞれ異なるリスクがあります。自分に合った投資を選ばないと「失敗して大損した!」「もっとお金が増えると思ったのに」「投資なんてしなければよかった」といった後悔につながりやすくなります。 どんな投資が自分に合っていそうか、どんなリスクがあって、どうすればリスクを抑えられるのか、まずは最低限の知識を得ることで「再起不能なレベルの大失敗」を防ぐようにしましょう。 情報収集の手段はSNSや本、証券会社などが開くセミナーなどいくつもありますが、中立的で信頼性の高い情報を集めるなら、金融庁や金融広報中央委員会(知るぽると)など公的機関のウェブサイトを見てみるのもおすすめです。
投資を始めるための具体的な手順
投資を始めるときは、以下のような順番で進めるのが一般的です。 <投資の基本について知る> 上述のとおり、必要以上にリスクを取りすぎて大失敗する事態を防ぐため、事前にある程度投資に関する知識を身に付けておくのがおすすめです。 たとえば、失敗しにくい投資の王道的な方法として知られているのが「余裕資金で、長期・分散・積立投資をすること」です。しばらく使う予定がないお金や、なくなっても生活に支障が出ないような金額を使って、さまざまな投資先に毎月少しずつコツコツと投資していくことで、リスク分散ができる可能性が高まります。 まだ知識や経験がない状態で、一気に1つの投資先だけに大金をつぎ込むのは危険です。投資タイミングを分散することなども考えられるでしょう。このようなちょっとしたことを知っているだけでも結果は変わってきます。完璧でなくてもよいので、積極的に情報を集めてみましょう。 <どんな投資をしたいか考える> どんな種類の投資があるのか把握したら、その中で自分が特にやってみたいと思ったものをピックアップしてみましょう。 投資初心者でも取り組みやすいものとして、NISAやiDeCoといった国の税制優遇制度を活用して投資信託を購入する方法が挙げられます。 <証券会社の口座を開設する> やりたい投資が決まったら、その投資に適した金融機関を選んで口座を開設しましょう。通常、口座開設は無料で、口座維持手数料や管理費なども特にかかりません。 スマホやパソコンの操作に慣れた人なら、手数料が安く使い勝手のいいインターネット専業の証券会社(ネット証券)がおすすめです。 <口座に資金を入金し、金融商品を購入する> 「投資(資産運用)をする=金融商品を購入する」です。この段階まで来るといよいよ投資スタートです。最近は、スマホでかんたんに購入手続きができる場合も多いです。無事に購入できたら、その値動きを長期的な視点で見守りましょう。
まとめ
投資を始めるなら、まずは投資の種類やリスクについての基本的な情報を集めるようにしましょう。いくつかの手順があってハードルが高いと感じるかもしれませんが、実際にやってみるとそこまで難しくありません。 投資はわずか100円でも実践できます。まずは慣れることを重視して「練習」のような気持ちで、失敗しても気にならないくらいの金額でひととおりの流れを経験してみるのもおすすめです。 執筆者:馬場愛梨 ばばえりFP事務所 代表
ファイナンシャルフィールド編集部