人はすぐ過去を忘れる…ナチ政権下で迫害された同性愛者が証言するドキュメンタリー予告
ドキュメンタリー映画「ナチ刑法175条」の予告編がYouTubeで解禁された。 「ハーヴェイ・ミルク」を手がけたロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマンが監督を務め、1999年にアメリカで製作された本作。ドイツでかつて施行されていた同性愛者を差別する刑法175条にまつわる真実が、迫害されていた男女7人の証言をもとに明かされる。作中では、自らもゲイであると公表しているイギリスの俳優ルパート・エヴェレットがナレーションを担当した。 【動画】「地獄」「人間の恥」…生存者の証言を収めた「ナチ刑法175条」予告編はこちら 予告編には、「うめき声と叫び、地獄だよ」と同時を振り返る証言や、「人はすぐ過去を忘れる」と静かに語る男性の姿が映し出された。本作は2000年のベルリン国際映画祭最優秀記録映画賞をはじめ、多数の映画賞を獲得している。 「ナチ刑法175条」は3月23日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開。