ベネディクト・カンバーバッチ、ブラックコメディ『ローズ家の戦争』のリメイクに出演 オリヴィア・コールマンと「完璧な夫婦」を演じる
1989年に大ヒットしたブラックコメディ『ローズ家の戦争（The War of the Roses）』のリメイク『The Roses』が制作、ベネディクト・カンバーバッチとオリヴィア・コールマンが出演することがわかった。
映画『ローズ家の戦争』は1981年に出版された同名小説が原作。マイケル・ダグラスとキャスリーン・ターナー演じるオリバー＆バーバラ・ローズ夫妻は、情熱的な恋をして結婚したが今ではすっかり倦怠ムード。ついにバーバラは離婚を決意する。最初は結婚生活に未練があったオリバーだったが、思いとどまるよう説得しても耳も貸さないバーバラに激怒。2人は養育権と豪邸の権利を巡って、文字通りの死闘を繰り広げ始める。今回は夫妻をテオとアイヴィーに改名、カンバーバッチとコールマンが演じる。
監督はニコール・キッドマン＆シャーリーズ・セロン、マーゴット・ロビーの『スキャンダル』を手がけたジェイ・ローチ。今年の賞レースを賑わせた『哀れなるものたち』のトニー・マクナマラが脚本を手がける。今回のリメイクは原作小説ともオリジナル版とも異なる視点で描くという。「テオとアイヴィーは素晴らしいキャリアと子ども、そして羨ましいセックスライフを持つ絵に描いたような夫婦。しかし完璧な家族という見かけの下には熾烈な争いと恨みの火種が潜んでいた。仕事でテオの夢が崩れ去ったとき、その火種がくすぶり始める」ことが公にされている。 カンバーバッチとコールマンといえば、共にシリアスな演技もコメディもこなせるイギリスを代表する演技派。どんな作品に仕上がるのか、完成を楽しみにしたい。
