トランプ次期大統領が次々と発表する閣僚人事は、自分への「忠誠」をいかに重視しているかを示している(海外)
アメリカのトランプ次期大統領は早速、第2次政権の構想を練っている。 すでに複数の閣僚級人事を明らかにしている。 【全画像をみる】トランプ次期大統領が次々と発表する閣僚人事は、自分への「忠誠」をいかに重視しているかを示している その人選は、トランプ氏がいかに自分への忠誠と個人的なつながりを重んじているかを示している。 アメリカのドナルド・トランプ次期大統領は早速、第2次政権の人事に取り組んでいる。その人選は、自ら辞めて行くかトランプ氏に逆らい過ぎて解任されるかした閣僚だらけの波乱万丈な1期目を経て、同氏がいかに自分への忠誠を重んじているかを示している。 11月13日の時点で、その"指名"ペースは2016年を大幅に上回っている。国防長官(ピート・ヘグセス氏)、大統領首席補佐官(スージー・ワイルズ氏)、国土安全保障省長官(サウスダコタ州知事のクリスティ・ノーム氏)、環境保護局長官(リー・ゼルディン元下院議員)、司法省長官(マット・ゲーツ下院議員)、国務長官(マルコ・ルビオ上院議員)など、複数の閣僚級ポストを指名するとすでに表明している。 大統領人事を研究しているバンダービルト大学の政治学教授デビッド・E・ルイス(David E. Lewis)氏は、「個人的にも政策的にも大統領との連携が重視されるため、公の場で次期大統領を個人的に支持する努力をした人間が選ばれる」とBusiness Insiderに語った。 その上で、トランプ氏はもはや"政治初心者"ではなく、同氏にはあてにできる「より層の厚い(味方の)プール」があると付け加えた。
Brent D. Griffiths