【速報】民間ロケット 開発した「スペースワン」が午後2時に記者会見へ 発射直後に上空で爆発 和歌山・串本町
東京のベンチャー企業が開発した小型ロケットが、和歌山県串本町の発射場から打ち上げられましたが、発射直後に爆発して打ち上げは失敗しました。スペースワンは午後2時から会見を開いて、経緯を説明するとしています。 【生配信を見る】ロケット開発した「スペースワン」が記者会見 会見の様子をライブ配信 小型ロケット「カイロス」の初号機は、3月13日の午前11時1分、日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられましたが、発射直後に空中で爆発しました。 見学会場からは、大きな煙が見え、打ち上げ失敗のアナウンスが流れると、落胆の声が多く聞かれました。 (見学者)「何回も、何年も、本当に悲しい」 (見学者)「残念だけど、火花が散っているのが見えて、もう終わったなと」 初号機は東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が開発したのもので、政府の小型の人工衛星が搭載されていました。スペースワンによりますと、「飛行中断措置が行われた」ということで、「原因は調査中」としています。
スペースワンのあゆみ
スペースワンは、2018年にキヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行の株主4社からはじまりました。 現在は、主な株主として、紀陽銀行、合同会社K4 Ventures、太陽グループ、三菱UFJ銀行、アズマハウス、オークワなど和歌山に縁のある企業も名を連ねています。 カイロス初号機の打ち上げは、今回が6回目の挑戦となっていました。 名称は、Kii-based Advanced & Instant ROcket Systemの頭文字KAIROSであるとともに、ギリシア神話に登場する時間神カイロスからその名を借り、さらにチャンス(好機)という意味も含まれていると、同社はホームページで名の由来を公開しています。