秋夕連休の帰省ラッシュ始まる 高速道路は通常通り=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の連休開始を翌日に控えた13日、全国の鉄道駅やバスターミナルは帰省客で混み合った。 中部・大田駅の待合室は秋夕のギフトを抱えた人々で混雑した。幼い息子を連れて忠清北道・永同の実家に帰るという30代の女性は「子どもの父親は日曜日に来ることになっており、きょうは息子と二人きりの鉄道旅行」としながら「実家にはよく帰るが、秋夕なのでいつもと違う気分だ」と笑った。 空港は帰省客のほか、連休中に旅行に出掛ける人々で混み合った。南部・済州国際空港の到着ロビーは大きなゴルフバッグをカートに積んで出てくる人や、登山や釣りを楽しむために登山服やリュックを身に着けた人などでにぎわった。 観光客の一人は「海外に行くには日程が厳しいため、2泊3日で短く滞在する予定」と話した。済州道観光協会は、12日から18日までに約29万7000人が済州島を訪れると予想した。 このほか、全州、清州、昌原、春川などの駅やバスターミナルもふるさとに帰る人々や休暇を取った軍人などで混雑した。 一方、全国の高速道路では普段の金曜日と変わらない混雑状況となっている。 韓国道路公社によると、この日の予想通行量は計558万台で、このうち首都圏から地方に43万台、地方から首都圏に48万台が移動すると予想される。 同公社は、連休期間が長く帰省客が分散したのに加え、連休前日ということでまだ帰省ラッシュが本格化していないとみられると説明した。 ソウルを出る高速の下り線では午前6時ごろから渋滞が始まって午後6~7時にピークに達し、午後11時以降に解消される見通しだ。 上り線では午前7~8時ごろに渋滞が始まって午後5~6時に最も混雑し、午後8~9時ごろに解消すると予想される。
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