夏の高校野球福島大会は7月11日開幕 2025年度日程 センバツ21世紀枠 ふたば未来推薦
県高野連は7日、福島市の福島トヨタクラウンアリーナ(市国体記念体育館)で理事会を開き、2025(令和7)年度の大会日程を【表】の通り決めた。夏の甲子園出場を懸けた第107回全国高校野球選手権福島大会は7月11日、福島市の県営あづま球場で開幕する。来年度以降、福島大会の開会式をあづま球場で固定開催することも申し合わせた。各大会の日程と会場は来年4月の理事会で正式決定する。 来春の選抜大会(センバツ)の21世紀枠の県推薦校に、ふたば未来を選出した。同校は今秋の県大会で公立勢で唯一、準決勝に進出し、同校として初の秋4強に入った。 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災した双葉郡内で教育活動を続ける唯一の高校として、来年は開校10周年に当たる。部員は清掃など地域貢献活動にも励んでおり、甲子園に出場すれば復興する地域を発信する効果も期待される。 21世紀枠の選出では東北6県の推薦校から東北地区の候補校として1校に絞られ、12月13日に全国9地区の候補校が発表される。出場する2校は来年1月24日に開かれる選考委員会で決まる。
一般推薦校は秋の県大会、東北大会を制した聖光学院と、県大会準優勝の東日大昌平、3位の学法石川を選んだ。日本学生野球協会優秀選手の候補者に聖光学院で主将を務めた佐藤羅天(らま、3年)を推薦した。