“ミジュマル”選んだのは2つの理由が…『ポケモン』コラボ進める三重県 国内外の老若男女にアピールし成果
「ミジュマルルーム」は志摩市のホテル「NEMU RESORT」にもありますが、9月末まで予約が埋まっているそうです(※7月上旬時点の情報)。
■伝統工芸やお土産ともコラボ
「ミジュマル」は、三重県の伝統工芸ともコラボしています。 県指定の伝統工芸品、松阪木綿のクッションに、ミジュマルがあしらわれています。
松阪木綿は、江戸時代から続く伝統工芸品で、藍染めの優しい風合いが特徴です。
伊勢とこわかやの担当者: 「親子2世代ですとか、海外の方にも沢山買ってもらっています。伝統工芸といいますと、古いイメージがある方もいると思うんですが、こういった人気キャラクターのポケモンのミジュマルとコラボすることで、知ってもらうきっかけになっているかなと思います」 ほかにも、マンホールや…。
チーズケーキに…。
おにぎりせんべいといったお土産品。
そして列車にも。
9月には定期船ともコラボする予定です。
■ミジュマル起用に“2つの理由”
三重では、県が主体となってポケモンとのコラボを進めています。なぜこれほど広くコラボを進めているのか、一見勝之知事に経緯を聞きました。
三重県の一見勝之知事: 「(ポケモンは)日本人だけじゃなくて世界中、大人も子供も大好きです。ミジュマルに応援してもらうことで、多くの方が今まで以上に三重県に来てもらえると思っていますし、ぜひ多くの人に三重県に来てもらいたいと思っています」 老若男女に人気のポケモンとコラボすることで三重県のアピールにつながると考え、2年半前から始めたといいます。
ポケモンとのコラボで「ミジュマル」を選んだのには2つ理由がありました。 一見知事: 「ミジュマルというのは、ラッコポケモンでして、水ポケモンの一種なんですけど、三重県は東側が海で、水との親和性がとってもある」 1つが、県の特徴とマッチしているということです。そしてもう1つは「名前」でした。 一見知事: 「三重県の読み方ですね、三重って呼んでいますけど、ミジュウとも読めるのでミジュマルとの関係がある」 Q.少しダジャレっぽいですね 一見知事: 「ダジャレっぽいですね、これは子供たちはあまり分からないかもしれないから、あまり言っていないけど」 コラボして2年半が経ちましたが、手ごたえを感じているといいます。 一見知事: 「イベントで多くの人が、私に会うために集まっている人はほとんどいないと思うんですよ。ミジュマルに会うために沢山の人たちが来てくれます。ミジュマルの人気は本当にありがたいと思っています」 一見知事は、これからも様々なコラボを進めていきたいと話しています。 一見知事: 「日本だけではなくて世界からも来ていただきたい、そしてミジュマルとの出会いを楽しんでいただきたいと思っています」 経団連の調査では、発明、文学、芸術作品など、いわゆる「知的財産」の、2019年までの累積収入額は、ポケモンが921億ドルでトップ、ハローキティが800億ドル、くまのプーさんが750億ドルなどとなっています。
現在は11の道県がコラボしています。 2024年7月5日放送