中部の縫製機械各社 被服以外の市場開拓目指す デジタル化や炭素繊維加工 技術革新で新たな一手
中部地方の縫製機械関連各社が、「ノンアパレル」と呼ばれる被服以外の市場開拓に本腰を入れている。工業用ミシンを製造販売するブラザー工業(名古屋市)は、自動車のエアバッグ縫製向けに、ミシン部品の一つである「釜(かま)」の調整作業をデジタル技術で支援する新製品を開発。タジマ工業(春日井市)を中核とする刺しゅう機製造販売のタジマグループは、炭素繊維を基材に縫い留める加工機などを展開している。自動車や航空機など成長市場を掘り起こす。