【陸上】AIUがブダペスト世界陸上5000m銀・カティルを告訴 ドーピング違反に加え不正行為の疑い
6月12日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)はブダぺスト世界選手権男子5000m銀メダルのM.カティル(スペイン)を不正行為で告訴することを発表した。 19年世界陸上1万m銅のキプルトがドーピング違反で6年の資格停止 10km世界記録も抹消 カティルはドーピングの居場所情報関連義務違反のため、今年の2月7日から2026年2月6日までの2年間、資格停止処分を受けているが、今回は新たに不正行為の疑いが浮上した。 2月の時点でカティルは「居場所情報を通知するシステムに不備があったため」と主張していたが、その後取り下げて2年間の資格停止処分処分を受け入れていた。 不正行為の詳細については発表されていないが、WADA(世界ドーピング防止機構)によれば、文書の改ざん、虚偽の陳述、検体のすり替えなどがこれに該当するとしている。不正行為の容疑が認められた場合には処分期間が延長される可能性もある。 カティルはブダぺスト世界選手権5000mで銀のほか、22年のオレゴン世界選手権では1500mで銅メダルを獲得している。
月陸編集部