与田祐希&石田悠佳、撮影現場を振り返る「家族感があった」「日本一いい現場」<量産型リコ>
乃木坂46・与田祐希が主演を務める木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系/Leminoにて配信)が、8月29日(木)の放送で最終回を迎える。 【写真】与田祐希「本当に家族のよう」と撮影現場の雰囲気を明かす 2022年7月期に与田が地上波連続ドラマ初主演を務めた「量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-」が、そして2023年7月期に“もう1つの世界”を描いた「量産型リコ-もう一人のプラモ女子の人生組み立て記-」が放送された同シリーズ。 シリーズ3作目にして最終章となる今作は、“家族”をテーマに、祖父の死をきっかけに実家に帰ってきたリコとその家族のひと夏を描いたホビー・ヒューマンドラマとなっている。 このたび、WEBザテレビジョンでは主人公を演じる与田と、矢島模型店のアルバイト・アオ役の石田悠佳(LINKL PLANET)にインタビューを実施。撮影現場の雰囲気や思い出について語ってもらった。 ■「完全に素でした」「今年の方が近づいた気がしてやりやすかった」 ーー改めて、今回への出演が決まったときはいかがでしたか? 与田:リコの現場は毎回、大変なこともありますが、その分終わったときの達成感がとても大きいんです。そしていつもすてきな仲間とのいい出会いができているので、それが今年もあると思うと楽しみな気持ちになりました。 石田:私も続投で、またリコさんややっさんに会えて、2もうれしかったですが、3はそれ以上にうれしかったです。 ーー今作のリコ、アオは自分とどういったところが近いと感じましたか? 与田:上京して仕事をする中で休みで実家に帰る経験は私もありますし、仕事モードと家族といるときの顔は違う人が多いと思っていたので、素の顔をどれだけ出せるかについて不安はありました。ですが、現場に入ると自然となじめましたし、逆に素を出しすぎてしまったくらいでした(笑)。 劇中ではもちろんリコとしてせりふを言っていましたが、現場でカメラが回っていないときは完全に素でした。 石田:私は、LINKL PLANETに入って1年半が経ち、よりプラモデルにハマりました。アオはプラモデルがとても好きな子なので、プラモデルが楽しいと感じる気持ちに関しては、去年よりも今年の方が近づいた気がしてやりやすかったです。 ただ、現場ではプラモデルを作らず見守るポジションなので、リコさんや家族の方が毎回作っているのを「いいな」と思うようになってしまって。ついに今年は現場にマイプラモデルを持参するようになりました。 与田:そんな思いからだったんだね。 石田:そうなんです。その点はアオに似てきたかなと思います。 ■座長・与田を「同じアイドルとしてめちゃくちゃ尊敬」 ーー与田さんは同シリーズで3度目の座長ポジションですが、3作を振り返って成長できたところはありますか? 与田:シーズン1のときはプレッシャーの方が大きくて、楽しいよりは「私で大丈夫なのかな?」という気持ちがあったのですが、自分が作る空気で周りの空気感も変わるんだろうということを感じましたし、現場の空気を作っていくのが座長の役割だと気付かされました。 ですが、あまり変に気張ることなく、自然体でのびのびとさせていただいて、それが良い空気感に繋がったのであればそれはよかったなと思います。 ーー石田さんから見て座長・与田さんの印象はいかがですか? 石田:与田さんの空気をみんなが吸い取り、和やかで良い現場になっていました。あとは、撮影の間に香港公演や東京ドーム公演があるスケジュールだったようで、それを大変ながらもやり切られているのを見ていて、同じアイドルとしてめちゃくちゃ尊敬しています! ■「与田さんはやっぱりお菓子のイメージ(笑)」 ーー撮影中の思い出は何かありますか? 与田:休憩中にプラモデルを作ってたよね。 石田:作ってました。 与田:それが本当に矢島模型店そのままで。ギブバースもちゃんとしていて。 石田:ポージング大会になってましたね。 与田:ポージングさせて写真を撮ったり、凝っているやっさん(田中要次)を撮ったりしていました。私はよく動画を回していて、たくさんの秘蔵動画を持っているので、どこかでお見せできたら…。 石田:与田さんはやっぱりお菓子のイメージがあります(笑)。 与田:恥ずかしい~! 石田:お菓子ポーチを持っていて、みんなに「食べていいよ」と言ってくださって。 与田:大きいお菓子ポーチをマネジャーさんが用意してくれていたんです。 最初は「制限するので、食べていたら怒ってください」という話をしていたので、みんなから「また食べてる!」と注意されていたのですが、だんだんとみんなもお菓子を求め始めて、最終的には「与田ちゃん、一個ちょうだい」と(笑)。やっぱりみんなで食べた方が美味しいですねと話しながら食べていましたね。 石田:アイドルとしての与田さんしか知らなかったので、普通の女の子としてちゃんとこの世に存在するんだと思いながら一緒にお菓子を食べていました。 ーー撮影現場の雰囲気はいかがでしたか? 与田:本当に仲が良くて、とても家族感がありました。小向家は小向家でワチャワチャとした空気感で、矢島模型店はまた違った家族のような、やっさんとアオちゃんの親子の中に入っていくみたいな感覚でした。すごく安心感がありました。 石田:前作の撮影時は緊張していて、あまり他の共演者の方と思うように話せなかったのですが、今回はリコさんとも去年の倍以上喋れましたし、何より(与田自作の)クッキーがとっても美味しかったです! 与田:よかった! 石田:とても和やかで、スタッフの方含めて本当に仲良くて、日本一いい現場でした。 与田:アオちゃんからはクランクアップのときにお手紙をもらって、とてもうれしかったです。何回も読みました。 ■「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」最終回あらすじ リゾート開発に伴う立ち退きで、賛否の意見が真っ二つに割れた小向家。家の中では喧嘩が絶えず、居ても立っても居られなくなったリコ(与田祐希)は家の蔵へと逃げ出す。そこで見つけたのは、祖父・仁(森下能幸)が残したデンドロビウムだった。 やっさん(田中要次)から、そのプラモデルは祖父が現世に思いを託した“遺プラ”だと聞いたリコは、家族全員でプラモデルを作ろうと提案する。果たして、プラモデル作りを通じてバラバラになった家族の心は一つに戻るのか。小向家のひと夏の物語が、ここに完結する。