Jフロントの3~8月期、純利益約2.3倍に インバウンド好調
J・フロント リテイリングが8日発表した2024年3~8月期決算によると、純利益は290億9400万円で、前年同期比約2.3倍に増えました。国内売り上げの堅調な推移とインバウンド売り上げの好調が主な要因です。売上高に当たる売上収益は9.3%増の2,093億6800万円、営業利益は2倍の393億6400万円となりました。 国内消費の回復とインバウンド消費の増加により、百貨店事業やショッピングセンター事業が好調に推移しました。特に大丸心斎橋店や京都店などの主要店舗が業績を牽引しました。また、心斎橋共同センタービルディングの株式取得(子会社化)に伴う段階取得差益も利益に貢献しました。 通期の業績予想は、売上収益4,370億円(前年比7.4%増)、営業利益520億円(同20.8%増)、純利益365億円(同22.0%増)としています。配当は年間44円を予定しています。