【写真：Getty Images】

　セビージャが、バルセロナに復帰するＦＷアンス・ファティの獲得に強い関心を示していることがわかった。スペインメディア『SPORT』が、現地時間3日に伝えている。イングランドで輝きを放てなかったバルセロナの10番の未来は、ガルシア・ピミエンタ監督が就任したアンダルシアのクラブにあるのだろうか。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール！ 　セビージャは2日、今季までの2年間に渡り、ラス・パルマスで指揮を執っていたピミエンタ監督の就任を発表。同監督は2021年6月までバルサ・アトレティック（バルセロナＢチーム）の指揮官を務めており、このウイングのトップチームでの華々しいデビューをクラブ内部から見守っていた。このウインガーの才能を知り、高く評価しているピミエンタがセビージャの新監督と契約したことで、同クラブがファティのレンタルでの獲得に全力を注いでいるようだ。 　また、同メディアは、セビージャとファティの関係について、「父親であるボリ・ファティ氏の存在もセビージャへの移籍に有利に働いている。2008年から2021年までファティ一家はセビージャで生活していたのだ。実は、昨年夏、ボリ氏はすでに、セビージャからの息子への関心に誘惑されていたのだが、最終的に選んだのはブライトンだった」と、昨夏にもセビージャが接触していたことを伝えた。 　21歳のファティは、今季のブライトンにて、公式戦27試合の出場で、4得点1アシストの成績に終わった。３年半前に負った怪我の影響もあり、デビュー当時の輝きはない。捲土重来を期す来季について、「アンスはプレシーズンをバルサの一員としてスタートし、すぐに去就を決めたいようだ。仮に、ハンジ・フリック監督の一員に選ばれなければ、8月には退団を考えることとなるだろう」と報じられており、実際の移籍の動きは、アメリカでのツアー後に起こると予想されている。リオネル・メッシから背番号10を引き継いだ「至宝」の将来は、どこにあるのだろうか。