箱根駅伝 東洋大20年連続シード死守 福島県出身の酒井監督選手たたえる
東洋大はけがなどでベストオーダーが組めない中、総合9位と地力を発揮して20年連続でシード権を死守した。酒井俊幸監督(48)=福島県石川町出身=は「最後の粘り強さの積み重ねでシード権を取れた。1秒の重みを大事にしてほしい」と選手の奮闘をたたえた。 主将の2区梅崎連(4年)がけがで欠場し、区間配置に苦慮。往路は4人、復路は2人を変更し交代枠を使い切った。4区岸本遼太郎(3年)が区間3位、8区網本佳悟(同)が区間2位と好走してシード権争いに絡み、アンカー薄根大河(2年、学法石川高出身)が最終盤の競り合いを制した。 学法石川高監督から転身し、今年で16年を迎えた。「他校も成長しているので、自分たちも常に進化しなければならない」と気を引き締めた。