有村藍里「今までの人生で一番泣いた日だった」初舞台の思い出、そして芝居への“思い”
こんにちは、有村藍里です。 今週は2024年の抱負の中からひとつ書かせていただきます。 【写真】有村藍里「美容整形してから、5年。私が今思うこと」
忘れられない初舞台の思い出
お芝居がしたい。 私は、お芝居経験はあまり多くないですが、舞台に出演させていただいたときには、毎回終わったあとに、しばらく放心状態になるくらい力尽きて「もう二度と舞台には立てない! 私には無理!」と思っているのに、気づいたらまた次の舞台に立たせていただいているというような感じでした。 観客の皆さんの前で演技して、全員が舞台上でお芝居をする出演者に注目している。 そもそも人前に立つことや話すことが苦手な私がなぜ舞台?と思いました……。 生まれて初めて役を貰い舞台に立たせていただいたとき、私のセリフの量はそんなに多くありませんでした。出番も少なめ。それでも覚えが良くない私は、「セリフが飛んでしまうんじゃないか」「失敗してしまうんじゃないか」「何か迷惑をかけてしまうんじゃないか」……そんな不安で自分の出番の直前や合間も台本が手離せませんでした。 舞台はナマモノ。一度始まれば終わるまで「ちょっと待って!」は絶対に許されません。 舞台に立つことが怖くてたまりませんでした。自分のミスで舞台が台無しになってしまうかもしれない。こんなにも手足が震えてしまうのか、と。 生まれて初めての舞台の千秋楽、終わってから誰よりも泣いたことを覚えています。張り詰めていた緊張が一気に解けたんだと思います。今までの人生で一番泣いた日かもしれません。
本当のことを言うと実は悔しかった
ただ、本当のことを言うと実は悔しかった気持ちもあったんです……。 芝居経験ゼロの私が役を与えてもらい、舞台に立たせてもらえるだけでもありがたいことなのは重々承知しています。 しかも、舞台に立つことをあんなに恐れていたのに。 この「悔しい」っていうこの感情はなんなのだろうと自分でも驚きました。 初めての舞台でセリフも出番も少なかったことを私は悔しいと思ってたんだなと、終わってみてはじめて気がついたんです。