山形県内のガソリン価格182円2週ぶり上昇 19日からさらに5円程度値上げへ 駆け込み給油も
山形放送
山形県内の最新のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットル当たり182円と2週ぶりの値上がりとなりました。ガソリン価格を抑えるための国の補助金が19日から縮小されることになりガソリンスタンドでは駆け込みで給油する人で混雑しています。 資源エネルギー庁が発表した12月16日現在の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり182円でした。前の週より0.1円高く2週ぶりの値上がりとなりました。また、ハイオクは前の週より0.1円高く193円軽油も0.1円高い164.2円でした。東北6県で最も高く、長野、鹿児島に次いで全国で3番目の高さとなっています。一方、灯油18リットル当たりの店頭小売価格は前の週よりも3円高く2060円となっています。 こうした中、ガソリンなどの燃料費の価格上昇を抑えるための国の補助金が19日から段階的に減額されます。このため19日以降、ガソリン価格の段階的な値上がりが予想されています。値上がりは全国平均で一か月間で1リットル当たり最大5円程度となる見通しです。 小坂憲央アナウンサー「こちら山形市内にあるガソリンスタンドです。6か所あるガソリンの給油スペースですが、今は全て埋まっています。順番待ちをしている車も見られる」 山形市内のガソリンスタンドでは18日、駆け込みで給油する客が見られました。 客 (ガソリン価格値上がりについて?)「大変。雪降ってくるし、灯油価格も上がってるし、少し運転も節約しないと」 「娘から明日からガソリン価格上がるよって言われて、少しでもいいから入れた方がいいかなって思って来た。山形じゃクルマないと不便だから」 このガソリンスタンドでは、事前にガソリン価格の値上げをSNSで会員向けに周知しています。 株式会社ジャオ代表取締役常務 瀬野孝さん「きょう多いですね。通常の特売日よりも50%くらい多い。政府の補助金の考え方だからそれに沿った流れで対応するしかないのが実情。我々小売業者が頂く補助金じゃない仕入れ価格に値上げがどう反映されるか今後どうなるのかなかなか予想がつかないところ」 このガソリンスタンドの担当者によりますと今後は灯油の値上げも懸念されるということでこの冬の私たちの生活に大きな影響が出そうです。