「宗教の調和示すシンボル」と大統領 モスクと大聖堂の通路完成 インドネシア
【ジャカルタ時事】インドネシア・ジャカルタにある東南アジア最大のモスク(イスラム礼拝所)「イスティクラル」とカトリックのジャカルタ大聖堂を結ぶ地下通路の完成記念式典が12日、プラボウォ大統領が出席して行われた。 プラボウォ氏は「この通路は宗教間の調和を示すシンボルだ。多様性が一つの特長であるインドネシアにとって意味は大きく、全ての関係者に感謝したい」とあいさつ。他の出席者と一緒に開通ボタンを押した。 イスティクラルと通りを挟んで向かい合う大聖堂をつなぐ地下通路は長さ約28メートル。今年9月、インドネシアを35年ぶりに訪問し、通路を見学したフランシスコ・ローマ教皇は「異なる宗教の信者を明るい場所に導いてくれるものだ」と称賛していた。