【高校サッカー】矢板中央、痛恨のPK失敗が響き4大会ぶりの8強ならず…高橋健二監督「あそこがターニングポイントだったかな」
◆第103回全国高校サッカー選手権▽3回戦 上田西2―0矢板中央(2日・フクダ電子アリーナ) 2大会連続14度目の出場の矢板中央(栃木)は、7大会ぶり3度目の出場の上田西(長野)と対戦し、0―2で敗れた。 試合開始直後のワンプレーが大きく響いた。前半2分にペナルティーエリア内でFW堀内凰希(3年)が倒されてPKを獲得。しかし、MF渡部嶺斗(3年)がゴール右に蹴ったPKは、上田西のGK牧野長太朗(3年)に読まれて止められた。すると前半11分に先制点を奪われ、その後もロングスローなどで圧力をかけてゴール前に押し込んだが、最後までネットを揺らすことが出来なかった。 無念の敗退に、矢板中央の高橋健二監督は「悔しいですね。あのPKを決めていれば、完全にうちの流れになったと思うんですけど、あそこ(PK失敗)がターニングポイントだったかな。あとは失点が痛かったですね。先制点を奪われたことで、自分たちのリズムが崩れた」と振り返った。 矢板中央は伝統的な堅守のチームから、攻撃的なチームに進化を遂げて今大会に臨んだが、この日は相手の9本を大きく上回る17本のシュートを放つも、上田西の堅守に阻まれる結果に。「(上田西の)黄色の壁がありました。(矢板中央の)昔のチームにタイプが似ているので、それは選手たちに言っていた。セカンドボールの回収だったり、縦に速かったり、そこは似ているから、いかに切り崩せるか、そこがポイントだよと。攻撃はたしかにしたけど、守備的なチームを崩しきれなかったという次の課題が出来た」と悔しさをにじませた。
報知新聞社