アンジェリーナ・ジョリー、ネバー・エンディング裁判で経済的に疲弊?
元夫からの贈り物を次々に売却するアンジー
パックスは7月に電動自動車で接触事故を起こしていて(その前にも追突事故を起こしていたもよう)、アンジーは息子にはこれ以上、スピードが出る乗り物に夢中になって欲しくないと考えたのかもしれない。元夫からの贈り物を手放すことに罪悪感を感じる必要はないし、実際にブラッドからのプレゼントの一つだったウィンストン・チャーチルが描いた風景画をアンジーは以前、クリスティーズのオークションにかけ、1630万ドルで売却している。今後もブラッドからのさまざまな贈り物がオークションにかけられるだろう。
ワイナリーの法廷闘争は規模が拡大する一方
フェラーリ250GTをオークションから引き上げたからと言って、アンジーと子ども6人が今すぐ経済的に立ち行かなくなる可能性はゼロに近いが、ワイナリー、シャトー・ミラヴァルをめぐる法廷闘争はまだまだ終わりが見えていない。アンジーが同ワイナリーの株式を所有する会社ヌーヴェルをストリ・グループに売却したことに反発したブラッドが彼女とストリ・グループを訴えているのだが、さらにミラノを拠点とするカンパリ・グループまでもが裁判に巻き込まれることに? ブラッドとシャトーヌフ・デュ・パプを拠点とするペラン家が経営するシャトー・ミラヴァルは、2023年9月にカンパリ・グループと10年間の独占販売契約を結んだのだが、ストリ・グループはその経緯を明らかにするように要求。
ロシアの大富豪をも敵に回したブラッド
ストリ・グループのボスは、ユーリ・シェフラー。2022年にアンジーが会社をストリ・グループに売却したことを違法として訴訟を起こした際に、ブラッドから「プーチン大統領の手下。望ましくないビジネス・パートナー」とこき下ろされたので有名だ。実際はプーチンと敵対しているシェフラーがブラッドの非難に激怒したのは間違いなさそう。というわけで、徹底的にブラッドを叩くためにお抱えの弁護団がシャトー・ミラヴァルの経営状況を隅々まで調べ上げている。
かつてない泥沼裁判の行方は
カンパリ・グループとの契約締結はストリ・グループの了承を得ていなかったようで、「シャトー・ミラヴァルの資産と価値を略奪しようとするピットの計画」にカンパリが関与していると糾弾。契約締結までの詳細を明らかにするすべての情報を要求していて、もはや世界的な大企業がアンジーVSブラッドの代理戦争を引き受けている状況だが、果たして決着する日は来るの?