【巨人】阿部監督が若手に〝マン振り〟指令「もう試合ねえだろ」
巨人の阿部監督が7日、若手野手全員に「フルスイング指令」を出した。 ジャイアンツ球場で若手を中心の秋季練習を行っている阿部監督はこの日、浅野、ティマらの打撃練習に熱視線。浅野の逆方向を狙うスイングに怒りをあらわにした。 「浅野にマン振り指令を出した。『調整じゃないんだよ。明日、試合あるのか? もう試合ねえだろ。振れ』って(言った)。バッティング練習で当てても仕方がない。どうやったら距離が出せるか? 強く振ること」(阿部監督) その後、指揮官は若手全員に同じ指令を伝達。ミート率こそ落ちたものの、打球の飛距離は明らかに伸びた。 阿部監督には危機感があった。今季は球団ワーストの20試合の零封負けを喫し、4年ぶりリーグ優勝もCSファイナルでDeNAに敗れた。日本シリーズではジャクソン、ケイのDeNA左右助っ人が150キロ超の直球と変化球でソフトバンク打線を無失点で抑えた。 「強く振れないと150キロは前に飛ばない。あのスピードに対応するのはスイングスピードを速くするしかない」と指揮官は振る力の強化を求めた。 もちろん試合になればフルスイングだけではなく、配球を読んで逆方向を狙うことも必要だが、「今は逆方向でもホームランを打ってみろ。とにかく強く振ること」と実戦から遠ざかる秋だからこそ飛距離アップに取り組むべきと強調した。
東スポWEB