日本人モデルも活躍中! 歴代スーパーモデルたちの「最強ウォーキング」を解剖
ファッション界で最も成功を収めたスーパーモデルたちは、それぞれに卓越したウォーキングで知られている。 【写真】生きる伝説、ナオミ・キャンベルの美貌ヒストリー 彼女たちは、肉食獣を彷彿させるような勇ましい歩き方から、ゆったりとヒップをスイングさせる歩き方まで、それぞれ独自のウォーキングを確立し、世界的な知名度と、キャットウォークにおける名声を獲得している。 ここでは、モデル事務所エリート・モデル・マネジメントのロンドン支社でエグゼクティブ・ニューフェイス・エージェントを務めていたアンナ・マスターズ氏と、同社のスカウト責任者のジョエル・ボウ氏が、スーパーモデルたちのウォーキングを分析。 Translation: Masayo Fukaya From ELLE UK
ナオミ・キャンベル:大胆不敵
ナオミ・キャンベルは、唯一無二の存在感を放つスーパーモデル。1986年にUK版『エル』でキャリアをスタートさせて以来、ファッション界で不動の地位を確立している。 これまで500以上の雑誌の表紙を飾り、「プラダ」や「シャネル」、「ディオール」「ヴァレンティノ」など、あらゆるブランドのショーで活躍してきた。 ビヨンセがジェイ・Zとコラボした楽曲『クレイジー・イン・ラブ』のミュージックビデオで見せた自信に満ちた歩き方は、洗練さと自由奔放な雰囲気を完璧なレベルで融合させたナオミのウォーキングからインスピレーションを得たと言われている。 マスターズ氏はこの例を挙げつつ、「ナオミのウォーキングについて、まだ語られていないことなどあるのでしょうか」と冗談めかして話している。 写真:「バルマン」2024-25年秋冬メンズコレクション
今もなおファッション界の第一線で活躍し、新世代デザイナーたちからのオファーも絶えず、最近では「オフ-ホワイト」や「トリシジュ」などのランウェイに登場している。 マスターズ氏は、「今や彼女は自分がランウェイを支配していることを自覚しており、昔ながらの特別なスキルや予想外の演出、スピンや挑発的な態度などでそれを証明する必要はありません。彼女はすでに自身の地位を確立しているため、ウォーキングはただ『どうぞご覧ください』と応じるだけでいいのです」と付け加えている。 写真:「トリシジュ」2024年春夏コレクション