同性婚を巡る現状について意見を交わす参加者＝29日午後、松山市二番町3丁目

　2019年にアジアで初めて同性婚を合法化した台湾のドキュメンタリー映画「愛で家族に～同性婚への道のり」の上映会とトークイベントが29日、松山市二番町3丁目の二番町ホールであり、約20人が台湾の当事者の姿から日本の現状を考えた。 　LGBTQ（性的少数者）の支援活動を行う一般社団法人「カラフルドットライフ」（松山市）などが主催。 　LGBTQ当事者らでつくる「プラウド香川」（高松市）の藤田博美さんは「同性婚が認められることで生きる希望が湧き、将来の生活も見通せる」と語り、異性カップルと同じ権利を法律で保障するよう訴えた。新山氏も「実現に向け、世論の機運醸成が大切だ」と力を込めた。