大衆浴場隣に待望の食事どころができた さつま・紫尾「神の湯食堂」 看板メニューはみそちゃんぽん、Uターンした元ホテル料理人が腕を振るう
鹿児島県さつま町紫尾の紫尾区営大衆浴場に隣接するふれあい館内に、「神の湯食堂」がオープンした。一帯にはしばらく食事どころがなかったこともあり、評判も上々。管理人の松崎文也さん(64)は「これから寒くなるので温泉と合わせて温かい食事も味わって」と話す。 【写真】看板メニューのみそちゃんぽん=さつま町紫尾
紫尾出身の松崎さんは大阪でホテルの料理人などを務めて約40年過ごし、2年前に兄弟を看病するためUターン。今年4月から、自治公民館の委託を受けて浴場と同館の管理人を務める。 同館は地元青果物や加工品の販売、休憩所として利用されてきたが、食堂を求める地元の声も多く一部スペースを改修。8月上旬の開店にこぎ着け、松崎さんが腕を振るう。 看板メニューは、町内産をはじめ、5種類のみそをブレンドしたみそちゃんぽん(1000円)。このほか焼きそばやうどんなど麺類が中心の献立で、ピーマンやタマネギなどの地元食材を積極的に使っている。 50年以上前に祖父も浴場の管理人を務めていたという松崎さん。「不思議な縁を感じる。新鮮な食材をはじめ、少しでも紫尾の魅力を発信する拠点にしていけたら」と意気込んだ。 食堂は午前9時~午後5時(ランチ午前11時~午後2時)、火曜定休。0996(59)8975。
南日本新聞 | 鹿児島