宮城県産生食用カキ 出荷開始は10月28日 海水温上昇で生育遅れの影響
khb東日本放送
宮城県石巻市で生食用のカキの品質検査が行われ、今シーズンの出荷開始日は10月28日に決まりました。
検査では職員らが宮城県39の処理場から集められたカキの粒の大きさなどを確認しました。 近年は海水温の上昇による生育の遅れから県が指針で定める9月29日の出荷解禁日を遅らせる状況が続いていて、品質検査会も2週間ほど遅らせて実施しました。 県漁協によりますと海水温が27℃から28℃と高く、粒の小さいカキも多かったため今シーズンの出荷開始を10月28日に決めたということです。 県漁協阿部輝喜かき部会長「これが宮城のカキだって喜んでもらえるようなカキになってくれることを願っているばかりです」 県産のカキの出荷量は例年1500トンほどですが、前シーズンは猛暑の影響で半分の約800トンにまで落ち込みました。 県漁協では、今シーズンは例年並みに回復させることを目標としています。
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