中学生2人殺傷 平原容疑者が拡声器使って何かに怒る声も 自宅は網戸が破れカーテンも雑に 犯行動機の解明進める 福岡
テレビ西日本
福岡県北九州市で起きた中学生殺傷事件。 いまだ犯行の動機が分かっていませんが、取材を続けると容疑者の男の「ある変化」が見えてきました。
パトカーが巡回する中、登校する子供たち。 北九州市内の多くの小中学校では23日、2学期の終業式が行われ、学校の職員などが通学路に立ち見守りました。 しかし、保護者からは今も不安の声が…。 ◆見守り活動をしている保護者 「捕まったということで安心できる部分はあるが、身近なところで(事件が)あったので不安を感じている」
12月14日夜、北九州市小倉南区のマクドナルドで中島咲彩さん(15)と男子生徒(15)が刺され、中島さんが死亡した事件で、男子生徒に対する殺人未遂の疑いで逮捕された平原政徳容疑者(43)は今も犯行の動機について話していないといいます。
一体なぜ事件は起きたのか、取材を続けると平原容疑者の素顔と変化が見えてきました。 ◆近所の人 「(家から)たまにブルーの光が見えたり」 Q.いつ頃から? ◆近所の人 「青いのを見たのは最近」 Q.前は家族と住んでいた? ◆近所の人 「という話」 事件現場近くの一戸建ての住宅で一人暮らしをしていた平原容疑者。 家族は今年に入ってから何らかの理由で家から出て行ったということです。 おととし10月に撮影された平原容疑者の自宅をみると、当時は家族と暮らしていて、カーテンはきちんと閉じられるなど整然としています。
しかし家族が出て行った後の今年9月に撮影された平原容疑者の家は網戸がやぶれ、カーテンも雑に閉じられていました。 近所の人は平原容疑者の奇声を耳にしていました。 ◆近所の人 「(平原容疑者が)独り言で何かに対して怒っている。誰かを怒っている。拡声器を使っていたから」 Q.拡声器で怒っていた? ◆近所の人 「一人芝居をしている。誰もいないのにケンカをしている」
◆記者リポート 「平原容疑者は近所の店で、定期的に同じ銘柄の瓶ビールをケースで購入していて、それを自宅で一人で飲んでいたとみられます」 家族がいない家で一人酒を飲んでいたとみられる平原容疑者。 マクドナルドで事件を起こした後は自宅に引きこもり、近所の飲食店から3日連続で昼食用にカツ丼などの出前を取っていたことも分かっています。 ◆出前をとった飲食店 「事件を知ってよく食べれるなと思った。月曜日がカツ丼とざるそば。火曜日もカツ丼とざるそば。水曜日がカツ丼とゴボウ天うどん、それといなりとかしわおにぎり。3日目は違った様子だった。ビール瓶を片手に持っていたから、出前を盆にのせて持っていって(盆は)片手ではとれない。ビールを置いておけばいいのに、ビールを床に落とした」
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