青木瀬令奈に桑木志帆が弟子入り!? 「KKT杯バンテリンレディスオープン」練習日レポート
4月12日から3日間の日程で開催される「KKT杯バンテリンレディスオープン」。水曜日の練習日には、ツアー5勝の青木瀬令奈と初優勝を目指す桑木志帆が一緒に練習ラウンドをしていたので、みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からその模様をレポート! 桑木志帆のドライバー連続写真はコチラから
阿部未悠と佐久間朱莉選手の初優勝を目指す二人の劇的なデッドヒートから阿部選手が初優勝を飾った「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」から熊本県に舞台を移し、「KKT杯バンテリンレディスオープン」の会場に来ています。 同い年の佐久間朱莉選手の優勝争いに刺激を受けまくった桑木志帆選手は、ツアー5勝の青木瀬令奈選手と9ホールの練習ラウンドを共にしました。一体どんな学びがあったのでしょうか。
青木選手の練習ラウンドは少し変わっています。一般的な練習ラウンドは、打っていく方向や距離、打ち上げや打ち下ろしの距離感、パー3の番手選び、グリーン周りやグリーン上のチェックが主な内容です。
そもそも青木選手の場合は、「練習ラウンドと本番では同じ番手でも飛距離が変わるので、それを踏まえて自分なりの正解を探す」といいます。「その週の自分のゴルフの状態を考慮して、どんな初日を迎えるべきか。例えば金曜日の初日から逆算して木曜日、水曜日の練習ラウンドはどんなことを意識してやるべきか」という徹底して“万全な初日を迎える準備”に時間を割いています。 青木選手はドロー、フェードを状況によって打ち分けますが、前週のショット内容を振り返りつかまりが悪ければ練習ラウンドではドローの球筋を多用し、本番初日からはフェードを多用することもあるそうです。本番初日を想定し、ショットの調整することこそ練習日のテーマにしていると青木選手。
それを聞いて桑木選手は「瀬令奈さんの頭の中を覗くことがことができてすごく勉強になりました。今までの私は考えてなかったんだな」と多くの学びを得たようです。