影山拓也 “玉三郎の教え”生かし週刊誌記者役を熱演「考えてセリフを」 テレ東ドラマ「Qrosの女」
7人組ボーイズグループ「IMP.」の影山拓也(27)がテレビ東京ドラマ「Qros(キュロス)の女」(月曜後11・06)で見せる表情豊かな演技が話題だ。 週刊誌の政治班から異動となった新人芸能記者役で、主演の桐谷健太(44)が演じる敏腕記者とコンビを組む。仕事に疑問を抱きながら成長していく記者をリアリティーたっぷりに演じており「おどおどしたり、焦った部分をかなり意識した」と役作りについて明かした。 連ドラ初出演だが、堂々とした立ち回りには歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎(74)の教えが生きている。影山は今夏、京都・南座の舞台「星列車で行こう」に主演し、演出を務めた玉三郎の熱い指導を受けた。特に印象に残っているのが「セリフを想念で発しているのか」という言葉。想念とは心の中に思い浮かべる考えのこと。芝居だけでなくセリフの発し方、歌に至るまで玉三郎と対話し、役になり切るすべを習った。「なぜ自分がこのセリフを言っているのかまで考えてセリフを発するようになった」といい、今回の撮影でも心がけている。 今作をきっかけにさらなる飛躍を誓う。「俳優影山拓也をより多くの人に知ってもらえる好機。IMP.の名前も世界に広めたい」と大志を口にした。 (前田 拓磨)