船形山車、6年ぶり巡行 神奈川、高来神社「御船祭」
神奈川県大磯町で14日、700年の歴史がある高来神社の夏季例大祭「御船祭」があり、明神丸と呼ばれる2隻の船形山車が町内を巡行した。コロナ禍で中止され巡行は6年ぶり。 山車の側面に子の安全を祈願した布製の飾り物が付けられ、色鮮やかな外装になっている。明神丸のほか、各町内から13基のみこしが「そーら来た、そーら来た」というかけ声と共に集結し、沿道からは声援や拍手が送られた。 祭りは、漁師が引き揚げたタコが千手観音に姿を変えたという伝説に由来する。船上では、そのことを伝える木やり歌が披露された。 明神丸は全長約8メートル、高さ約3メートル。町民が6月から毎週末に集まり組み立てた。