サッカーザク爆誕!「機動戦士ガンダム」ボールを豪快シュート 戦場にまさかのエースストライカー現る
このザク、間違いなくサッカー経験者だよね……!?宇宙要塞ア・バオア・クーで地球連邦軍とジオン公国軍の総力戦が行われた。両軍のモビルスーツが入り乱れる中、1機のザクが戦闘用ポッド「ボール」をまるでサッカーボールのように蹴り飛ばし、見事にジムにヒットさせる場面があった。 【映像】“ボール”を蹴るザク(11分48秒ごろ~) 和平交渉のため、デギン・ソド・ザビ公王が秘密裡にレビル将軍率いる連邦軍の主力艦隊に接近していた最中、ギレン・ザビ(CV:田中崇)総帥は最終兵器ソーラレイを発射。デギン公王もろとも連邦軍主力艦隊の半数を撃滅させた。連邦軍は混乱しながらも、残存総力をジオン軍の最終防衛ラインである宇宙要塞ア・バオア・クーに集結させ、最終決戦に挑んだ。 連邦軍はシューティングゲームでしか見たことがないような物量のミサイルやビーム砲を、ア・バオア・クー目がけて撃ちまくる。しかしギレンは、部下の「敵はビーム攪乱幕を張りつつ……」という報告を遮り、まったく慌てる様子もなく「ミサイルで対抗しろ。モビルスーツ隊はまだ動かすな」と冷静に指示を出していた。 やがて連邦軍は量産型モビルスーツのジムとボールの大群を出撃させた。これを受けたギレンは「さてドロス、うまくやれよ」と超大型宇宙空母ドロスから大量のザク、リック・ドムを出撃させた。 両軍のモビルスーツ隊が入り乱れる中、戦闘は一気に激しさを増した。砲撃に倒れるザク、力業でねじ伏せられるジム……戦場は瞬く間に修羅場と化した。そんな中、1機のザクがキックでボールを蹴り飛ばした。 蹴られたボールは勢いそのまま味方のジムに衝突し、爆発。ザクはボールを蹴りジムごと破壊するという離れ業を見せたのだ。ビームライフルが主力の戦場で、一蹴りで2機を撃破するとはまるでエースストライカー。綺麗に決まったサッカーボールキックだった。 一方そのころ、シャア・アズナブルは80%の完成度というジオングに乗るようキシリア・ザビから指示を受けていた。しかし、シャアはジオングに脚がないことを気にしていた。整備兵に「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」と一蹴されていたが、ザクのエースストライカー級の活躍を目の当たりにすれば、やはり脚はあったほうが良かったのではと思えてならない。 アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったものの、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれるなど空前のヒットに。現在に至るまで数多くのシリーズやスピンオフなどの派生作品が制作され、高い人気を誇る。 C)創通・サンライズ
ABEMA TIMES編集部