意気込みを語る金村曉投手コーチ（カメラ・谷口　健二）

　阪神は２１日、来季の監督・コーチの陣容を発表した。新たに金村暁１軍投手コーチが就任し、兵庫・西宮市内で会見を行った。２０１６～２２年にも投手コーチを務め、３年ぶりの復帰。「離れていた２年間も、選手のことがすごく気になっていました。また一緒にやれるのは、すごく幸せです」と笑顔で語った。 　藤川球児新監督の意向もあって復帰。指揮官の現役時代にブルペンを担当していたことを振り返り「僕がタイガースのコーチをやらせていただいた１年目に藤川監督も阪神に復帰された。いろいろ教わりながら、強いブルペン陣をつくりあげた。また最強の投手陣をつくって恩返しを」と意気込んだ。当時、投手陣のリーダーだった藤川監督の考えも聞きながら、監督や他のコーチ陣に進言。強化した布陣は岡田監督の指揮下でも躍動した。「見ていて本当に誇らしかった」と胸を張り「藤川監督と考えは一緒なので非常にやりやすい。また最強の投手陣ができるかなと思っています」と自信を見せた。 　ほとんどが、かつて指導した選手。「先発８枚、中継ぎ１０枚。ここをしっかり１軍の戦力に」と語り、特に「まずベテランというか、実績組。そこを復活させる」と力を込めた。「安藤コーチとタッグを組み、監督に負担をかけないように。監督はすごくクレバーな方で、勝負勘も持っている。それを攻撃で使っていただいて。投手は安藤コーチと僕に任せてもらえるくらいに」と誓った。