戦力外のカンセロがシティ脱出へ 約63億円でアル・ヒラル行きに合意か
シティと残り3年の契約が残っているカンセロ
2019年にマンチェスター・シティに加入し、2022年には5年間の新契約にサインしたジョアン・カンセロだが、現状ではペップ・グアルディオラ監督の構想外になっている。 21-22シーズンのプレミアリーグでは36試合に出場したポルトガル代表DFは、翌シーズンの後半戦にローンでバイエルンに加わり、昨季は1年間バルセロナでプレイしている。シティ所属の選手ではあるが、トップチームでは居場所がなく、放出候補となっている。 昨季に続いて今季もバルセロナ行きの話が出ていたが、高額の給与とロッカールームでの態度が問題視されており、復帰の可能性は低い。 ポルトガルメディアの『A BOLA』は、カンセロがサウジ・プロリーグの現王者アル・ヒラル行きに合意したと報じている。移籍金は4000万ユーロ、日本円にして約63億円となり、カンセロは今後の3年間で7000万ユーロ以上の給与を受け取ることになるようだ。 ただ、英『Manchester Evening News』によると、シティはまだアル・ヒラルからのオファーを受け取っておらず、クラブ間での交渉はこれから行われるとみられている。 守備時には軽率なプレイが多いと指摘されがちなカンセロだが、攻撃時の貢献は現時点でも欧州トップクラスであり、サウジでの活躍に期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部