【NFL】ジャガーズ戦で「ほぼ完璧な試合」を展開したビルズQBアレン
ビルズにとって、37点差での勝利は過去30年で2番目に大きな差をつけての勝利となり(最も大差をつけたのは2021年シーズン第4週に行われたヒューストン・テキサンズ戦で40対0)、プライムタイムの試合においてチーム史上2番目に大きな差をつけての勝利となった(最も大差をつけたのは1992年シーズン第3週に行われたインディアナポリス・コルツ戦で38対0)。また、1992年シーズン第12週に実施されたアトランタ・ファルコンズ戦以降で、最も多くの前半得点を記録した試合にもなった。
チーム公式サイトによると、アレンは「良い感じだと言っておこう。10日間を挟んで臨んだ試合だったから、気が抜けた試合になりかねなかったのに、みんなからはそんな様子が感じられなかった。1週間を通して緊張感を保ち、しっかりと練習していたし、素晴らしいゲームプランがあった」と話したという。
2024年シーズン初戦の最初のドライブでファンブルロストを喫したアレンだが、それ以降は素晴らしい活躍を見せており、過去にも悩まされてきたターンオーバーを避け、攻撃コーディネーター(OC)ジョー・ブレイディのオフェンスの中でプレーし、ラインで適切な判断を下して巧みにパスを分配し、必要に応じて自らの足を使ってドライブを延長している。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ビルズは2020年以降、アレンがギブアウェイを喫していない試合で18勝0敗を収めており、試合平均35.8得点を挙げているとのこと。
月曜日の試合はビルズが今季に採用している“どちらを取るか”と選択を迫るオフェンスを際立たせるものとなった。アレンは第4クオーター序盤に退場するまでに10人の異なるターゲットにパスを通しており、6人の異なる選手がタッチダウンを決めた。
遅刻が原因で、第1クオーターでベンチに下げられていたワイドレシーバー(WR)キーオン・コールマンは、主力ターゲットがいないことによって、かえって相手ディフェンスがビルズ攻撃陣に備えるのが難しくなっていると指摘。