憧れの職業にわくわく 中学生が奄美空港で職場体験 JALの機内も見学
日本航空(JAL)奄美営業所は15日、鹿児島県奄美市名瀬の小宿中学校と瀬戸内町の古仁屋中学校の生徒計4人を対象に、同市笠利町の奄美空港で職場体験学習を実施した。生徒らは空港内で普段入ることのできないエリアを見学。客室乗務員(CA)やグランドスタッフらの業務に触れ、自身の進路の参考とした。 職場体験に参加したのは、小宿中3年の生徒2人、古仁屋中3年の生徒2人の計4人。CAでJALふるさとアンバサダーの川澄紘子さん(29)が講師を務め、空港内を案内した。 初日は、職員の朝礼に参加後、貨物室や伊丹空港から到着した航空機内を見学。利用客の出迎えや、空港内で地上に停止している航空機を移動させるための作業車「トーイングカー」の乗車体験もした。 利用客が降りた後の機内では、川澄さんから航空機内のキッチン「ギャレー」の説明を受け、CAの手ほどきを受けながら機内アナウンスも体験した。 また、佐々木達成(たつなり)さん(25)が、CAになった経緯ややりがいを生徒らに伝え「一日一日の学習を大切に、目標に向かって歩んで」などとエールを送った。 パイロットを目指している阿久根さんは「パイロットの方に、進路について具体的な話を聞けた。格好よかった」、CAになりたいという碇山さんは「さらに英語力を磨きたい」と笑顔。航空関係の仕事を目指す安田さんは「普段は入れないところに入れてわくわくした」、空港で働きたいという前原さんは「絶対に空港で働く、という意識が高まった」と目を輝かせた。