米メディアは大坂なおみのリベンジ勝利裏にある新コーチ効果を評価「指示で厳しい時間が軽やかに」
記事は「第1セットの途中、大坂の新しいコーチのジェンキンス氏は、彼女に“深呼吸してリラックスすること、余計なことを締め出し、ただ集中するように”と伝えた。彼女は、コーチの指示に従い、厳しい時間帯が軽やかになったようだった。簡単なスライスショットがベースラインを越えてしまった際にも彼女は笑顔を見せていた」と、新コーチとのやりとりを紹介。 「大坂はムラデノビッチから力強い挑戦を受けたにも関わらず、試合をコントロールするだけの十分なショットを放っていた」と絶賛した。 さらに「最後に彼女は、第2セットの勝利が懸かったサービスゲームでブレークポイントを防ぎ、彼女が尊敬しているセリーナ・ウィリアムズを彷彿させるような力強い叫び声をあげ、珍しく感情を露わにした」と勝利の瞬間を描写。 大坂の今大会の通算成績は10勝1敗で、10試合以上を戦っている選手の中では最高の勝率になったという。 同記事では大坂の「これまで一度もディフェンディングチャンピオンになったことがないので、とてもナーバスになった。正直なところ(前回の敗戦の)失敗から学ぶことができ、今回は、それを見直すことができたので、彼女と再戦できたことはよかった。私にとって非常にうまくいった」とのコメントが紹介されている。 またテニスのWEBメディア「ベースライン」は「大坂が、ESPNのWorld Fame 100の一面と中央に」との見出しで、ESPNマガジンの「世界のアスリート100人を紹介する」特別号の表紙を大坂が飾ったことを伝えている。 記事では「大坂の名声と人気は上がり続けている。21歳の日本人は、ソーシャルメディアのフォロワー数、スポンサー額、その他の要素を基準とした有名アスリートのランク付けリストとして4年目を迎えるWorld Fame 100の特別号の表紙に選ばれた」と説明されている 同マガジンの発売は3月15日のため、まだランキングの詳細は、発表されていないが、2018年に発表されたアスリート100人のうち、テニス選手では、ロジャー・フェデラーが5位、ラファエル・ナダルが8位、ノバク・ジョコビッチは14位、女子テニス選手では、セリーナ・ウィリアムズがトップとなる12位、マリア・シャラポワが21位、ビーナス・ウィリアムズが48位で「大坂がその順位を上回ることができるかが興味深いだろう」としている。 世界でもトップアスリートとして認められている大坂は、次戦で全豪オープンで準決勝に進出し上昇気配にある第25シードのダニエル・コリンズ(25、米国)と対戦する。