チャビ解任のバルセロナ、フリック招聘を正式発表!「バルサのプレー哲学は私のものに完璧に合致」「このチームは信じられない」|ラ・リーガ
バルセロナは29日、新監督としてドイツ人ハンジ・フリック氏(59)を招聘したことを発表した。 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は先週、1カ月前には慰留に努めたチャビ・エルナンデス監督を解任。後任にバイエルン・ミュンヘンやドイツ代表を率いたフリック氏を招聘している。契約期間は2年。 チャビ監督が解任となった一因には、現陣容への不満や補強の必要性を過度に訴えたことが挙げられるが、フリック氏はこれから率いることになるチームに大きな可能性を見出しているようだ。バルセロナのオウンドメディアとのインタビューで、次のように語っている。 「バルセロナは世界最高レベルの下部組織を有している。そしてトップチームは経験豊富なベテランと才能豊かな若手が混ざり合っているね。私たちは彼らのプレーがもっと上向くよう努力しなければならない。それがデコ(スポーツディレクター)と、会長のラポルタとともに実現していく私たちの仕事だ。私にとっては、チームとして働いていくことが本当に大切なんだよ」 「すべての関係者に感謝をしたい。バルセロナとの契約は誇りであり、夢だ。早く仕事に着手したくてたまらないよ。私はバイエルンとともにいくつかのタイトルを勝ち取ったが、バルセロナでも同じ道を歩み続けたいと思っている」 フリック氏はバルセロナのフットボール哲学が、自身のものと「完全に合致」することも強調した。 「ここにやって来て、すべての人がこのクラブのことを愛しているのだと実感することができた。それが成功をつかむことを可能にするんだ。ここのフットボール哲学は、私のものに完全に合致しているよ。ボールポゼッションに攻撃的なフットボール。それこそが私の好むものだ」 「あなたたち(サポーター)の支えはとても重要であり、一緒ならば素晴らしいことを成し遂げられる。この信じられないチームとともにね」
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