スルメ&ヤリイカ合わせて50杯も狙えるぞ!千葉県勝山港『新盛丸』
冬の楽しみと言えば、スルメイカやヤリイカの数釣り。今年もいよいよ景気の良い数字が釣果情報を賑わせていると聞き、千葉県・勝山港『新盛丸』」を訪ねた。 【写真】船長オススメのスルメイカ、ヤリイカの仕掛けはこちらから!
アクセス良好、勝山漁港!
勝山漁港は富津館山道路「鋸南富山IC」から車で5分、JR内房線「安房勝山駅」からも徒歩13分程。出船が早いため前泊とはなるが、このアクセスの良さは特筆。船着場の目の前に車を停められるので、荷物の多いイカ釣りではありがたい。レンタルは竿と電動リール、救命胴衣は勿論、ロッドホルダーや投入器も充分あるので、電車釣行派やイカ釣りを始めたいビギナーにも安心だ。 漁港に到着したら、座席板から好みの釣り座のキャップを取って受付開始を待つ。軽ワゴン車と組み立てテーブルの受付カウンターで乗船名簿の記入と乗船料の支払い。クレジットカードやキャッシュレス決済が利用できるのも特筆。船長から声掛けがあってから、道具を釣り座へ運び込む。その際、氷の受け取りを忘れずに。取材日は平日だったが満席の人気振り。首尾良く出船準備は整い、定刻の午前6時に「第一新盛丸」は出船した。
スタートはスルメから、ノリ活発!
港を出て走ること45分程。洲崎沖・川奈前、水深160mの釣り場へ到着。魚群探知機に底から20~30mほどの高い反応が認められ期待充分。船長の合図で一斉に仕掛けを投入、最初に竿を曲げたのは右舷胴の間(中央)の稲村さん。3点掛けの幸先の良いスタートとなったが、ご本人としてはまだまだといったご様子。 同じ流しで右舷ミヨシ(船首)の小島さんは、巻き落としを駆使して落とし込みのアタリを獲り、見事5点掛け。この後も、船中各所の釣り座でスルメイカが取り込まれ、イカの乗り過ぎか巻き上げ中に仕掛けが切れる一幕も。手の合う釣り人から魚桶は見る見る充たされていった。
ヤリイカが乗り始め、仕掛けを交換
やがてスルメイカのアタリが遠退き、18cmツノの仕掛けにヤリイカが掛かって来るようになった。ここで船長から11cmツノの仕掛けへと交換を促され、海底中心の釣りにシフトした。「ヤリイカは朝寝坊だから」と朝イチの多点掛けをした小島さんが言う通り、次第にノリも型も向上して行った。 陽が高くなると、防寒着では汗ばむ陽気と釣果で船上はにわかにヒートアップした。中でも気を吐いたのは右舷胴の間の植田さん。竿先を聴き上げるような静かな誘いと確実なステイで地道に釣果を重ね、サバ避けにも成功していた。