実家の天井の照明を「LED」に交換予定です。蛍光灯と比べて“電気代”はどれくらいお得になるでしょうか?
一口に家のリフォームといっても、床や壁、トイレ、お風呂などさまざまですが、そこまでお金をかけないプチリフォームとして、照明関係の刷新をする家庭も少なくありません。 照明を蛍光灯などからLEDに変えると省エネ効果が期待できますが、具体的にどれくらいお得になるのでしょうか? 本記事では、天井の照明(シーリングライト)を蛍光灯からLEDに交換した場合、どのくらい電気代がお得になるのかや、LEDのメリットについて解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
シーリングライトを蛍光灯からLEDに交換した場合にお得になる電気代
まず、シーリングライトを蛍光灯からLEDに交換した場合にお得になる電気代を見ていきましょう。 今回はPanasonicの「あかりでできる節電シミュレーション」を用いてシミュレーションしていきます。シミュレーションの前提は次のとおりです。 ・交換する部屋:~18畳1部屋、~8畳3部屋 ・使用時間:1日5.5時間、年間2000時間 ・電気代単価:31円/キロワットアワー(税込) ・製品:Panasonicの指定商品 この前提で消費電力と電気代をシミュレーションしてみた結果は図表1のとおりです。
Panasonic あかりでできる節電シミュレーション を基に算出 このように、4ヶ所のシーリングライトを蛍光灯からLEDに交換することで、年間で電気代が約1万円安くなるようです。
LEDのメリットは電気代以外にも!
LEDに交換すると電気代の節約につながりますが、ほかにもメリットがあります。 ■寿命が長い 製品によって差はあるものの、一般的にLEDの寿命は4万時間と言われており、これは蛍光灯の4~5倍程度の時間です。4万時間ということは、1日10時間点灯した場合でも約11年間は交換せずに使用できます。 1度交換した後は長い間そのまま使用できるため、手間がかかりませんし、交換費用も節約できます。 ■応答が速い LEDは応答速度が非常に速く、スイッチをONにしたらすぐに点灯しますし、OFFの場合の消灯も速やかに処理されます。「スイッチをいれたのになかなか点灯しない」といらいらすることも少ないでしょう。 そのため、頻繁に点けたり消したりするトイレや廊下などの照明にも向いています。 ■紫外線や赤外線の放出が少ない LEDが発する光には、紫外線や赤外線がほとんど含まれません。そのため、紫外線で衣服が変色したり、赤外線により機器が劣化したりする心配は不要です。