釧網線観光列車「SL冬の湿原号」 来月18日から運行
JR北海道は、人気観光列車「SL冬の湿原号」を2025年1月18日~3月23日までの週末を中心に、釧網線の釧路―標茶間で1日1往復する。運行開始25周年を迎えることから、特別デザインのヘッドマークを装着するほか、記念グッズを数量限定で販売。記念ノベルティや特典付き乗車証明書の配布、例年実施している沿線自治体PRイベントなどを予定しており、多くの乗客に楽しんでもらう。同線では2~3月にかけ「流氷物語号」も網走―知床斜里間で運行される。 2000年1月に運転を開始し、東北海道地域の冬季観光をけん引してきたSL湿原号。今季の運転日は1月18、19、24~26、31日。2月1、2、7~9、11、14~16、21~24、28日。3月1、2、7~9、13~16、20~23日の計33日間。運転時刻は釧路発が午前11時5分(標茶着午後0時35分)、標茶発午後2時(釧路着同3時42分)。料金(釧路―標茶)は片道で大人1人2970円(乗車券1290円、指定席券1680円)。 運行から四半世紀の歴史を重ねた記念企画として、特別デザインのヘッドマークやサボ(行先表示票)、エンブレムをSLに装着。2号車のカフェカーでは記念グッズとしてタンブラー、アクリルチャーム、ステッカー、サボ、エンブレム、車票を数量限定で販売。沿線地域の特産品として「くしろ霧サイダー(釧路市)」「すりむ昆布(釧路町)」「星空の黒牛ビーフジャーキー(標茶町)」「クラフトビールDOTO(鶴居村)」「丹頂鶴の卵(弟子屈町)」なども提供する。関水金属(KATO)が製造するSL湿原号のNゲージの25周年特別仕様をこちらも数量限定で車内販売する。 また、上りと下りでデザインが異なる乗車証明書を乗客全員にプレゼント。沿線5市町村の対象施設で提示するとサービスが受けられる特典付きだ。25周年記念として1月25日には車内で記念ノベルティ(付箋セット)を配布する。 このほか2~3月にかけては、沿線5市町村のPRデーを設けてプレゼントなどを行うほか、標茶町では運転期間中、駅前バスターミナルで昨年のフォトコンテストの受賞作品を展示。乗客限定で町内の対象施設に無料送迎する「湯めぐり&グルメ号」を運転する予定だ。 時期によっては車内から流氷が望める流氷物語号は、運転日が2月1~28日、3月1、2、8、9日で1日2往復。自由席と指定席があり、乗車券は970円(指定席券840円)。3号は一部区間で減速運転を行い、雄大なオホーツクの景色を楽しんでもらうほか、北浜駅や浜小清水駅では10~20分停車するサービスも行う。同社では「冬の魅力あふれる東北海道へお出掛けください」とアピールしている。