奄美が生んだプロ2年目左腕が粘投 ソフトバンク大野稼頭央6回5失点も7K【みやざきフェニックス・リーグ】
◆みやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク2―5ロッテ(18日、アイビー) 鹿児島県・奄美大島の大島高出身のソフトバンク2年目左腕、大野稼頭央投手(20)が先発して6回8安打5失点。99球を投げて7三振を奪った。 ■まるで映画のワンシーン、球場入りする柳田悠岐【写真】 今リーグでは2度目の登板。真っすぐをコースに投げ分けること、カーブのストライク率を上げること、決め球の精度を磨くことをテーマに掲げている。 初回は三者凡退。2回は先頭打者の寺地隆成のバットを折りながら中前に運ばれたが、その後、2者連続空振り三振や中堅の佐藤直樹の好返球などで無失点とした。 しかし、3回に5本の長短打を浴びる打者9人の猛攻で5失点。「ベルト付近に球が集まったり、決め球が浮いたりした。投げ急いでしまったのも反省」と振り返る。 それでも、4回以降は立ち直って6回の降板まで1安打に抑えた。「点は取られていたけど、もう一度仕切り直して、低めに、丁寧に投げようと意識した」と成果も口にした。 今季は初めてウエスタン・リーグを経験し、5試合で2勝、防御率1・93。「2軍で投げさせてもらって、来年につながるいい勉強になった」。このリーグで三つのテーマに取り組み、レベルアップする場にするつもりだ。(浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社