被爆80年 ノーベル平和賞が後押し 核禁条約オブザーバー参加を議論へ 「一歩前進」専門家が指摘
広島ニュースTSS
後世への継承が課題となる中、被爆80年の節目の年を、専門家はどう見ているのでしょうか? 【広島大学平和センター・川野徳幸センター長】 「(被爆)79年でノーベル平和賞を日本被団協が受賞した。80年は後押しになるだろう。じゃあ被爆81年以降は何をするのかということを私たちは真剣に考えなければならない(考える)80年にするべきだと思います」 被爆80年の今年3月には、アメリカ・ニューヨークで核兵器禁止条約第3回締約国会議が開かれます。 【広島大学平和センター・川野徳幸センター長】 「(日本政府は)オブザーバー参加にはこれまであまり積極的ではなかった。それがついに俎上にのるようになった。議論が始まる。それは一歩、半歩前進だと思うんですよね。さあ次は核兵器禁止条約にどのように対峙していくのかという具体的なことを日本政府は求められる。私たちとしてはそれをどのように求めていくのかということを考えなきゃいけない」
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