「太ってる」ネットの言葉が目に入り「50代で12キロのダイエット」に成功した伊藤かずえ(57)「でも初めは髪が抜け、爪もボロボロになって」
■ネットで検索する「太ってる」のワードが… ── 50歳のときに12キロのダイエットに成功されて話題になりました。そもそもダイエットに取り組むことになったいきさつを教えてください。 伊藤さん:40代になるまでは体重が多少増えても、ちょっとダイエットをすれば苦労なく元の体重に戻すことができていたんです。ところが、40代の半ばころから、代謝が落ちてきて、何をしてもやせない。もともと食事の量は少なめだし、お酒は飲むけれど焼酎のソーダ割くらい。ジムやプールにも通っていたのに、太るいっぽうでした。そんなとき、テレビ番組で「炭水化物を摂らず、おかずだけを食べる」というダイエット企画に挑戦することになったんです。結果、4か月で12キロやせて、以前のベスト体重に戻りました。ところが、体に異変が起き出して。
── 異変といいますと…? 伊藤さん:髪の毛はどんどん抜けるし、爪がボロボロになって見た目も不健康そうになってしまったんです。三大栄養素のひとつである炭水化物をまったく摂らないのは、健康を損ねるんだと身をもって知りました。その教訓をいかし、炭水化物を抜くという極端なやり方ではなく、白米を玄米に変えたり、うどんよりも蕎麦を選んだり、炭水化物を上手にコントールしながらつき合うようになりました。 ── 昨年、再びダイエットに挑戦されました。
伊藤さん:その後、リバウンドしてしまい、また太りだしてしまったんです。ジムに通ってもやっぱりやせない。ネットで自分の名前を検索すると、「太ってる」というワードが。マネージャーからも勧められ、自分のYouTubeチャンネルでダイエット企画に挑戦することにしました。今回、取り組んだのは「医療ダイエット」です。 ── どんな方法だったのですか? 伊藤さん:さまざまな最新医療器具を使いました。お腹の脂肪細胞を凍らせて撃退したり、磁力で脂肪を燃やしたり、血糖値を測定して太る原因を解明したり。医療の力を借りたことで、2~3か月で7キロほどやせました。「さすがに、お金をかければやせるんだな」と(笑)。もちろん運動や食事管理も並行してやっていました。週2でジムに通い、45分間のバトルローブ。太く長いロープを波のように動かすのですが、これがすごくキツくて、終わったあとは、筋肉痛になるんです。娘がジムにつき合ってくれたのでありがたかったです。